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さて、ジャクソン版コングが公開され、
出来が気になるところですが…、
実は、気になるといえばずうと前から、
初代キングの頃から気になっていることがあります。
それはコングの身長なんですね。

そもそものきっかけは、東宝の怪獣映画。
あれでコングがでますが、ちょうどゴジラと同じくらいでした。
しかしゴジラの大きさと同じだと、身長約50メートル。
これではいくらなんでもあの怪獣島での恐竜たちとの戦いは身長に差がありすぎます。
だってチラノザウルスの全長は12メートル前後なので、コングが50メートルもあったら踏んづけておしまいですから(^^;)。

そこでさっそく、昔のビデオを引っ張り出して、チェックしてみました。
とにかく初代コングの場合はストップ・モーション。
それを実写とリアプロで合成。
リアプロジェクションでのアナログ合成はスケールは多分曖昧。
その曖昧さを旨く使えば迫力在るシーンも自由自在なわけで、
シーンに応じてスケールが変化している可能性もあります。

そこで、まず確実に身長を特定するため人間との比較がしやすいシーン選んでみます…
一番はこれかな、コングがニューヨークへ連れてこられ大の字に縛られるシーン。
上の写真では人間の高さがだいたいコングの股よりちょい上くらい。←これ重要。(^^;)
ただし遠近感を考慮するともう少しコングが高い可能性も…。

あと「風共の扉」を破るシーン。 下は比較用のシーン
このシーンでは人間の身長はコングの股よりちょい下くらい。
そうするとだいたい人間の約4倍??
とすると7～8ｍかな。

それから、チラノとの戦い。
なんとびっくり、コングの方が全然低いです(^^;)

このシーンだとチラノザウルスは頭からしっぽまでの全長12メートル前後、
歩いている時の身長は7～8メートルって感じなんで、
コングは5メートル前後ってことだなあ。
ここが一番小さく感じるシーンか。

まあしかし、ここでは比較用の人間が登場しないので
何とも言えませんが…。
なんせ1930年代にチラノなどの恐竜の身長がどの程度解っていたのか疑問ですし。
ところで、このシーン。
チラノの顎をハズしただけで死んじゃうんですが・・・
あれがいつも不思議で…(^^;)

とまあ総合すると、それぞれのシーンで曖昧な部分はあるようですが
人間の身長とコングの股が同じくらい、
つまり平均として7メートル前後か？？

ちなみに2作目のラウレンティスのコングは資料によると40フィート。
約12メートル。
アニマトロニクスだったり複数のコングを別プロダクションで制作したりなんで
きっちり設定して制作しんでしょうかね。

しかし今度のコング、体長はきちんと設定してあるでしょうし
初代コングの有名なシーンをどう演出するか、
きっちり、ビデオで学習してその辺を踏まえながら見ると、
おもしろさ倍増ですね・・・ 。